手順 1

1.パーツをランナーから切り離します。

手順1ニッパーを使ってパーツをランナー(枝)から切りはなしましょう。刃先をゲート(パーツから出ている細い枝)に合わせ、パーツに近づけすぎないように切るのがコツです。小さなパーツや細いパーツなどは、切断の圧力で壊れてしまう恐れがありますので、カッターナイフを用いて丁寧に切断しましょう。
くれぐれも刃物の扱いにはご注意を。ケガをしては、楽しい模型工作どころではなくなってしまいます。

 

2.パーツの不要な部分を削り取ります。

切りはなしたパーツに残った不要なゲートを、カッターナイフやサンドペーパーできれいに仕上げます。パーツによっては、「バリ」といって不要なプラスチックが付いている場合がありますので、よく確認しながらていねいに削り取りましょう。
この作業はとても手間がかかりますが、完成後の善し悪しを大きく左右します。 サンドペーパーの大切さは、完成後によくわかるはずです。根気で乗り切りましょう。
動力ユニットを入れようとする車両の側面裏面のリブ(床板を止めるツメ)は、この時にいっしょに削りましょう。

 

3.パーツをL字型に組立て、接着します。

切り口などを仕上げたそれぞれのパーツを、プラスチック用接着剤を使って組み立てましょう。
もし、はみだした場合は、そのまま固まるまでさわってはいけません。
車体を組むコツは、側板パーツと妻板パーツを直角になるようにL字型に接着します。編成で作る場合、よく似たパーツが多いので注意して組みましょう。
また、接着したパーツは完全に固まるまで待ちましょう。

 

4.L字型パーツを口の字に組立て、接着します。

じっくり接着剤が固まるのを待ったL字型パーツを、今度はロの字に組みます。これでボディが四角くなりました。
L字に組んだ時と同じように、側板と妻板の直角には気をつけましょう。
ここでも、接着剤が完全に固まるのをじっくりと待ちます。あせりは禁物です。
接着剤が完全に固まったら、パーツの裏から、合わせ目に瞬間接着剤を一滴たらして補強するのも良いでしょう。